【本当に輝けるのは、ひとにぎり?】モデルで成功する確率はどのくらい?
モデルの仕事について

【本当に輝けるのは、ひとにぎり?】モデルで成功する確率はどのくらい?

モデル業界って、キラキラしてるイメージで、女の子だったら1度は憧れますよね。じゃあ、どれくらいの人が目指していて、実際に成功するのはどれくらいの人なのか、想像したことはありますか?モデル業界も芸能界も、成功と呼べる人は本当に一握り…?今回は、結構シビアなお話。

ライバルだらけ!モデルの競争率

(1)ライバルだらけ!モデルの競争率

モデルになれるのは、ズバリ1000人に何人くらいいると思いますか?実は1000人に「1人」くらい。き、きびしい…。高校で考えると、1クラス40人だったとしてそれが8クラスだった場合、1学年は320人、それが3学年なので学校全体は960人…つまり、ひとつの学校で1人なれるかなれないか、ということになります。そして、「モデルだけで食べていけるようなレベル」になるのは、そのモデルになれた人のうちの20人に1人、くらいでしょうか。さ、さらにきびしい…!でも、これはモデルに限ったことではありません。芸能人や芸人、そしてスポーツ選手なんかも、ほんのひとにぎりの人しか表舞台で活躍できない世界、それが華やかな世界の現実です。

モデルに向いている人って?

(2)モデルに向いている人って?

モデルになるためにはまず見た目(身長やスタイルのバランスなど)が一定ラインを越えていることが必要ですし、そこにモデルとしてのスキルも必要になりますが、では、モデルに向いている人とはどんな人なのでしょうか。
こんな人がモデルになれるよ!と簡単に説明したいところですが…モデルに慣れる人を一言で言うと、「選ばれた人しかなれない」のです。
モデルを目指している人を今まで大勢見てきました。その中には素材がずば抜けて良かったのに、なかなか上にいけないモデルもいました。かと思えば、身長もあまり高くはないし決して絶世の美女、ではなかったのに、今では多くのクライアントがファンになって毎日お仕事をしているモデルもいます。その2人の違いはなんだったか…それは「選ばれる努力」をしていたことです。

「選ばれるモデル」になることが成功への第一歩

(3)「選ばれるモデル」になることが成功への第一歩

モデルになりたい人がたくさんいるこの世の中で、毎日毎日、センスや技術、美しさをとことん磨いて、プロとして高いハードルを越えた人だけが、成功を手にできます。表には見せない日々の努力が、明るい未来を作っています。
選ばれる、とはどういうことなのか考えたことはありますか?例えば皆さんが服を買いに出かけた時、まずはお店を選んでいます。そこは既にお気に入りのお店かもしれませんし、初めて入ったお店かもしれません。でも、あなたはなにかしらの理由があってそこを選んでいます。その理由はどんなことでしょうか?そして、そのお店で服を買うことになった場合、その服を「買おう!」と決めた理由がありますね。もちろん好きな服はひとそれぞれ違うので、その服自体が良いかどうか、それはあまり関係ありません。ここで大切なことは、あなたがその服の「ファンになった」ということ。これはどんな選ばれた服にも言えることです。
わかりやすく服という感情のないものに例えてしまいましたが、モデルは生身の人間です。選ぶ側は、そのモデルとのコミュニケーションであったり人柄であったり、人間性そのものを見て選ぶかどうか判断します。モデルを目指すみなさんは選ばれる人、になれているでしょうか?モデルのスキルを身につける前に、人としてどういった人が選ばれるのか、考えて自分を見つめ直すことも必要かもしれません。

(4)「美」という財産を大切にして

かつて、NYの最大手モデルエージェンシーの社長が、モデルのことをこう表現していました。「モデルとは、類い稀なる(たぐいまれなる)美という財産を持って生まれた人」と。その美しさで、人々をトリコにするのがプロのモデルなんです。身長やスタイル、身体のバランスなど、持って生まれた美しさもありますが、そのほとんどが日々の努力でもっと善くしていけます。そして何より、本当の美しさは「内面」から作り出されます。外見と内面、そのどちらが欠けてしまっても、周りから大切にされるモデルにはなれません。
持って生まれた財産を大切に、素敵なモデルになって欲しいと思います。

あらためて、モデルというお仕事が簡単になれるような職業じゃない、というのがなんとなくわかったと思います。でも、そんな業界だからこそ、自分の力がどこまで通用するか、試してみたくないですか?いっしょに、「美しさ」を追い求めて多くの人から大切にされるモデルを目指しましょう!