【ぶっちゃけ、いくら稼げるの?】モデルの収入について〜後篇〜
モデルになる

【ぶっちゃけ、いくら稼げるの?】モデルの収入について〜後篇〜

やっぱり気になる、リアルなお金の話。さあ、第2弾です。 前編では、モデルになりたての頃の話をメインにしましたが、今回は専属モデルになったら、そして、表紙の雑誌を飾るレベルまで行ったら…の話です。あくまで一般論となってしまいますが、ぜひ参考にしてください。とっても夢のあるハナシですよ!

そもそも専属モデルって?他のモデルと何が違うの?

(1)そもそも専属モデルって?他のモデルと何が違うの?

専属モデル、なんだかいい響きですよね。よく聞く言葉ではありますが、レギュラーモデルや読者モデルとの違いってなんでしょう?答えは意外と簡単。専属モデルは、特定の雑誌社や企業と契約しており、その雑誌以外の雑誌社とは契約できません。つまり、その雑誌しか出ることができません。一方で、レギュラーモデルは複数の雑誌に載ることができます。こう聞くと、レギュラーモデルの方がいっぱい出られていいんじゃないのかな?と思うかもしれませんが、そんなことないんです。レギュラーモデルだと、いくつかの雑誌に出ることができるかわりに、毎回呼んでもらえるわけではありません。専属モデルは、言ってしまえばその雑誌の「顔」となるわけですから、1つの雑誌とはいえ、コンスタントに出番があります。その雑誌の顔として知られるようになると、表紙を飾ることができたり、知名度も上がってきますよね。

気になる専属モデルのお給料…!

(2)気になる専属モデルのお給料…!

専属モデルともなると、経験や知名度も高く、もちろん人気もあります。スキルも高ければ、憧れるファンもとても多いのです。専属モデルの位置にいるモデルは、事務所の看板を飾るようなモデルと言えるでしょう。ただ、それこそ人によって、事務所によって契約はまちまちです。これから話すのは、あくまで1つの例ということを覚えておいてください。
まず、専属契約料としてひと月につき20〜30万円で契約します。さらに、撮影があるたびに撮影料として、例えば5〜10万円をいただくことができ、雑誌関連のギャラのみで月に5〜60万円を稼ぐことのできるモデルだっています。また、1回の撮影で15〜20万円をいただくことだって。さらに、雑誌と企業がタイアップした広告などの場合、広告料という形で別にギャラが入ってくることもあるんです。なので、雑誌のお仕事だけでも年間に数100万円にものぼるようなギャラをいただくモデルもいたのも事実。さらに、撮影回数が多いモデルさんとなると、1つの雑誌で月に100万以上を稼ぐことだって。年収が一千万を超える、なんていうのも決して夢じゃありません。

さらにステップアップするには?

(3)さらにステップアップするには?

専属モデルという立場を勝ち取るだけでも、大変で、すごいこと。専属モデルにもなると雑誌の収入はもちろん上がるというのを先ほどお話ししました。ただ、それだけじゃないんです。専属モデルとしてスキルを磨き、さらに企業広告やCMで活躍する人も多くいます。モデルと聞くと、活躍の場所は「雑誌」と思ってしまいますが、実際は雑誌のお仕事以外にもたくさんあるんです。特に最近では、モデルを起用するのがファッションやアパレル関係の会社だけではなくなり、その他の大手企業もモデルを広告などに使うことが増えてきています。そういった企業は比較的広告予算が多いみたいです。また、広告としての媒体が、雑誌など紙媒体だけでなく、インターネットやモバイルなどのツールが数多く、様々な表現方法で展開されています。そのため、スキルが上がったり人気の出たモデルのギャラの割合は、必然的に「雑誌<広告やCM」となってきます。また、タイアップ企画や講演、イベント出演、プロデュース商品、タレント活動などの方が収入の割合が高くなることも多いのです。

(4)雑誌の表紙を飾ったら…?

表紙料というものが存在します。しかし、雑誌の中のページの場所によって大きくギャラが変わったり、何倍にも跳ね上がるということは、実はそんなに多くないんです。違う見方をしてみれば、多くの人の目につく表紙を飾るということは、人気の高いモデルであることが絶対ですよね。つまり、そのモデルはすでに売れっ子になっていて、表紙を飾る仕事と他の仕事とのギャラの差はあまりないとも言えます。

モデルとしての収入の一部をご紹介しましたが、ここで大事なのが、表現者のプロとしてもえる一本で食べていくには、本人の努力や持って生まれた美しさももちろんですが、サポート体制がしっかりしていること、そして何より応援してくれるスタッフやクライアント、ファンが絶対に必要ということです。
モデルというのは、結局は人気商売です。トレンドをいち早く取り入れる新人モデルの台頭や、第3者的要素によって人気が急上昇したり急降下したり、があるのも事実です。それだけ繊細で華やかな世界が売れっ子モデル・トップモデルであり、そのポジションに居続けるためには、自分の力だけではどうにもなりません。常に周りの人、クライアントやファンを大切にし、何よりもスキルや外見、内面を磨く努力を続けていかなければならないのです。